山乃屋

時は大正、創業者は腕利きのタンス職人だった父。戦後の街中で、七つ道具で仕上げる嫁入り家具が評判だった。地元家具組合の前身をつくった父の跡を継ぎ、10代で青年部長を担いながら腕を磨くこと半世紀以上。
現在は1級塗装技能士としての技術と経験をフルに活かし、壊れた家具から明治・大正の骨董家具まであらゆるものを修理、新たな息吹を与えている。100年の時を経て再生し、次の100年へ。持ち主の思いに応えるため、今日も七つ道具を持ち続ける。